久留米シティプラザ 久留米シティプラザ

石原 海『重力の光:祈りの記録篇』

「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」 vol.6
 
 
アートと映像の領域を横断してヴィデオ作品を手がけ、
映像作家UMMMI.としても世界的に評価される石原海によるドキュメンタリー映像作品
 
久留米シティプラザでは、独自の視点で時代を捉え、表現方法をも模索し応答しようと試みる意欲的な作品をセレクトし、「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」として、みなさまにご紹介いたします。
本シリーズの第6弾として、石原海監督作品『 重力の光:祈りの記録篇 』を上映いたします。これまで愛、ジェンダー、個人史と社会を主なテーマに映像制作をしてきた石原海。困窮者支援を行うNPO法人抱樸(ほうぼく)の奥田知志が牧師を務める福岡県北九州の東八幡キリスト教会に集う人々と聖書劇を作る日々を記録した、人間の「生」の姿に迫りながら、フィクションとドキュメンタリーの間でそっと光を指し示す作品です。
 

\ 関連事業 /

作品の背景について、ゲストの話を聞いて考えるトークイベント

プレレクチャー「劇場で考える~居心地のよい場所~」詳細はコチラ!

作品の鑑賞と参加者同士の対話等を組み合わせた若者向けプログラム 

ユースプログラム「新しい演劇鑑賞教室」 詳細はコチラ!

石原 海『重力の光:祈りの記録篇』

画像:石原海<重力の光>2022

開催日時・場所

2024年11月30日(土) 〜 2024年12月1日(日)
久留米シティプラザ
福岡県久留米市六ツ門8-1
Cボックス

 
内容
 
  日程
 
2024年
11月30日(土) 14:00(13:30開場)
12月  1日(日) 14:00(13:30開場)
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< 上映時間:72分(休憩なし) >
 
☆終演後、シアターカフェを開催
 『重力の光:祈りの記録篇』の鑑賞者を対象にし、鑑賞を経て思ったこと、考えたことをシェアします。
 
  料金 【全席自由/税込】
 
一般:1,500円  
U25(25歳以下):1,000円
 
※U25チケットは入場時要証明書提示。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
 
  鑑賞サポート
 
本上映では、お客様の鑑賞に際して以下のご用意をしております。
 
●車椅子をご利用のお客様へ
車椅子席をご用意しております。
【お申込み】 
座席位置・提供数に限りがございますので、チケットをご購入いただく前に、下記までお問合せください。なお、同伴の介助者がいらっしゃる場合も事前にご相談下さい。
 
 
●きこえない・きこえづらいお客様へ・英語が必要なお客様へ
 
本作は、日本語字幕・英語字幕付きで上映されます。
accessible screenings with English and Japanese subtitles.
 
 
●みえない・みえづらいお客様へ
本作は「UDCast方式」による音声ガイド付きで上映いたします。 UDCastは、お手持ちの携帯機器(スマートフォン・タブレット端末)とイヤホンを使用することによって、専用アプリから取得したデータを使って音声ガイド付きでご鑑賞していただけるシステムです。 事前に機器に関する連絡事項がございますので、チケットをご購入いただく前に、下記までお問合せください。なお、同伴の介助者がいらっしゃる場合も事前にご相談下さい。
<劇場にお越しになるまでに以下の手順をお済ませください>
  クリックして詳細をチェック
  • ①携帯端末に無料アプリ「UDCast」をダウンロード
    ②ダウンロード完了後、アプリを立ち上げ「映画 音声ガイド」を選択
    ③ご鑑賞予定の「作品タイトル」を選択し、音声ガイドのデータをダウンロード
    ※「UDCast」音声ガイドをご利用になられるお客様は、必ずイヤホンをご持参ください。
    ※劇場で貸出等は行っておりません
 
 
 
<ご鑑賞時の注意事項>
        クリックして詳細をチェック
  • ・座席では必ず機内モードに設定してください。
    ・劇場内では「UDCast」以外の操作はご遠慮ください。
    ・必ずイヤホンを付けた状態で使用し、機器からイヤホンを外さないようにしてください。
    ・上映中は機器のマイク部分に触れないようにしてください。「UDCast」はマイクでひろった音声で同期します。
    ・上映中はイヤホンからの音漏れにご注意ください。
    ・ご鑑賞のお客様におかれましては、皆様のご理解とご協力を何卒お願い申し上げます。
 
 
●未就学児のお子様がいらっしゃるお客様へ
託児サービス(定員あり/無料)
※開場15分前から終演30分後まで、生後3ケ月から未就学児までのお子様をお預かりします。
【お申込み】
下記リンク先の申込フォームに必要事項をご入力の上お申込みください。
 託児サービス申込フォーム     ※9月28日(土)から申込受付
 
【鑑賞サポートのお問い合わせ】
    メール:kcp-j@city.kurume.lg.jp  
TEL:0942-36-3084
 
 
  スタッフ・キャスト
 
監督:石原海/撮影監督:八木咲/撮影補助:杉野晃一/美術:中村哲太郎、前田巴那子/音楽:荒井優作/録音・整音:川上拓也/照明:島村佳孝、伊地知輝/メイク:宇良あやの、竹中優蘭/衣装:塚野達大/カラリスト:James Clayton Daniels/翻訳:Daniel Gonzalez/題字:石原邦子/コーディネート:谷瀬未紀(pikaluck)/制作:柿本絹、木村瑞生/プロデューサー:AKIRA OKUDA
 
[出演]
菊川清志、森伸二、西原宣幸、村上かんな、下別府為治、奥田伴子、川内雅代、藤田信子、石橋福音、奥田知志
 
  ストーリー
 
 
元極道、元ホームレス、虐待被害者、生きる意味に悩む人……北九州のキリスト教会に集う、傷ついた愛すべき「罪人」たち。
彼らが演じるキリストの受難劇と、彼らの歩んできた苦難と現在の物語を交差させたドキュメンタリー。

困窮者支援を行うNPO法人抱樸(ほうぼく)の奥田知志が牧師を務める福岡県北九州の東八幡キリスト教会には、様々なバックグラウンドの人々が集まっている。フィリピンで戦争を経験した人、5回の服役後極道から足を洗うも世間につまはじきにされた人、妻と子供が出ていき、自暴自棄になって多額の借金を背負った人、路上生活をしながらも食える程度の稼ぎを得ていたが、時代の流れの中でそれすらままならなくなった人、親や周りの大人たちに殺すぞと毎日言われ続けた人、生きるのが苦しく、「早くいなくなりたい」と願っていた人……本作は、教会に集う傷ついた愛すべき罪人である9人が演じるイエス・キリストの十字架と復活を描いた受難劇と、彼らが歩んできた苦難と現在の物語、礼拝の模様や支援活動、それぞれの日常を交差させた実験的なドキュメンタリー映像作品である。
 
画像:石原海〈重力の光〉2022
 
 
チケット発売

【一般発売】2024年 9月 28日(土) 10:00~ 

 
 プレイガイド
 
  ■久留米シティプラザ
 
 WEB ※会員登録(無料)が必要です
 
 窓口 ※窓口営業時間 10:00~19:00 全館保守点検による休館あり
 
 
 プロフィール
 
石原 海[いしはら うみ]
ロンドンと東京を拠点にする映画監督/アーティスト。コミュニティ、そして社会から疎外された人々を描くことを主なテーマに、個人的な記憶と社会問題を織り交ぜた物語ベースの制作をしている。2018年東京藝術大学 先端芸術学科 修了。現在ロンドン大学ゴールドスミス校 アーティストフィルム学科在学中。近年の主な活動に『スウィート・ホーム・スウィート』(国立国際美術館, 2023)第14回 恵比寿映像祭 (東京都写真美術館, 2022) 第15回 資生堂アートエッグ入選 (2021) 初長編映画『ガーデンアパート』『忘却の先駆者』がロッテルダム国際映画祭に二作同時選出(2019)またAmazonプライムオリジナル作品『The Tour’23』(2023) BBC/BFI助成作品『狂気の管理人』(2019)を監督。現代芸術振興財団 (CAF賞)岩渕貞哉賞受賞(2015)。石原 海 HP  映画『重力の光』HP 
【インタビュー掲載記事】 Art News Japan U35     花椿    GINZA MAGAZINE
 
 
石原海 メッセージ
いきなり北九州に住むと決めたとき、アタシは途方に暮れていた。 数年前に友人に連れられて、教会で過ごした日々の記憶だけを頼りに、地元でもない土地に戻ってきたのは、無意識に祈りを求めていたからなのかもしれない。

改めてこの土地に住んで、教会に通うようになって、お金をたくさん稼がなくても、美しくなくても、大酒飲みでも、そんなありのままの自分の存在を許されていると感じるようになった。カメラを持っていないのに、その場にいても居心地が悪くないと感じることができる場所は初めてだった。しばらく経って教会の人たちと過ごしているうちに、今度はここにいるみんなと一緒に作品を作りたいと思う気持ちが芽生えてきた。教会に集う、傷ついた愛すべき罪人たちの人生、星の輝きを宿した無名の人々を記録したいと思ったのだ。誰からも必要とされていないという感覚、いつまで経っても何者でもないという感覚が根付いてる自分にとって、この愛すべき場所と人々を記録することが、 自分の人生にとってすごく重要なことに思えたから。

ギリギリに張り詰めた中で、どうにか崩れ落ちないように踏ん張っている人に、この映画の光が届いて、重力から解放される瞬間が訪れますように。
 
 
 
 
 
 
関連事業
 
【1】プレレクチャー
「劇場で考える~居心地のよい場所~」
 
「重力の光」上映前に、作品として表現されるアーティストの問題意識を多面的に共有し、鑑賞の手立てになるようなトークイベントを開催。今回は地域社会における孤独や孤立について、公共の垣根を越えて働きかけてきた2名のゲストをお迎えし、活動内容や経験談をお伺いします。
 
日 時:10月12日(土)
14:30~16:00
会 場:久留米シティプラザ 中会議室
ゲスト:江田由貴子(スナックうずしお主宰/作業療法士)
             國武竜一(NPO法人ホームレス支援福岡おにぎりの会・ベイサイドコースリーダー)
進 行:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
対 象:どなたでも
料 金:無料(要申込)
定 員:30名程度(先着順)
締 切:10月2日(水)必着

【お申込み】 次の①~④を記載して電子申請・郵送のいずれかで、 問い合わせ先まで、お申込みください。
    ①氏名(ふりがな) ②住所 ③メールアドレス ④電話番号

          ※参加者の個人情報については、当事者のために使用し、その他の目的には使用しません。
 

  ★プレレクチャー「劇場で考える〜居心地のよい場所〜」の詳細はこちら

 

 
『重力の光』の鑑賞者を対象にし、鑑賞を経て思ったこと、考えたことをシェアします。
    

日 時:12月1日(日)上映後 ※1時間30分程度
会 場:久留米シティプラザ 小会議室
進 行:柴山麻妃(演劇批評家)
対 象:『重力の光』鑑賞者
料 金:無料
定 員:10名(申込優先/定員に達していない場合、当日飛び入り参加可)

【お申込み】 次の①~③を記載して電子申請・郵送のいずれかで、 問い合わせ先まで、お申込みください。
    ①氏名(ふりがな) ②電話番号 ③メールアドレス

          ※参加者の個人情報については、当事者のために使用し、その他の目的には使用しません。
          ※参加に際して支援が必要な方は事前にご相談ください。
 
 
柴山 麻妃[しばやま まき]プロフィール
演劇批評家。新聞に演劇批評(2006 ~)や舞台に関する論考(2019~)を執筆。そのほか演劇祭の審査や講演なども行っている。学生時代は文化人類学を専攻、トヨタ財団からお金をもらってN.Y.でゲイ・レズビアンの演劇活動について調査。結婚直後ブラジル(赤道直下のベレン)で一年間過ごす。どっちも大昔の話だけどね。
 
 
【3】ユースプログラム
「新しい演劇鑑賞教室」後期 
 
「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」にあわせ実施する、作品の鑑賞と参加者同士の対話等を組み合わせたユースプログラム「新しい演劇鑑賞教室」。本プログラムは次代を担う若者層を対象にし、演劇を身近に感じてもらうことや、作品を通じて社会に目を向けること、対話や思考により視野が広がり、気づきが増えていくことを目的にしています。
 
日 程:10月12日(土)、11月30日(土) <全2回>
会 場:久留米シティプラザ
企画監修:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
対 象:15~25歳程度 ※指定する日程にすべて参加できること
料 金:1,000円 (高校生 500円)  
定 員:15名(全2回)
締 切:10月2日(水)必着
 
連携:久留米大学 文学部 国際文化学科
 
 

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鑑賞マナーについて
(2022年12月1日付)
 
【お客様へのお願い】
 詳しくはこちら(PDF)
 

お問合せ

久留米シティプラザ(久留米市)

TEL 0942-36-3000(代)
FAX 0942-36-3087
撮影協力 枝光本町商店街アイアンシアター/東八幡キリスト教会/ NPO法人抱樸/株式会社FRAGEN /桑島寿彦/つかのみき
配給 株式会社FRAGEN
主催 久留米シティプラザ(久留米市)
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