ユースプログラム「 新しい演劇鑑賞教室 」(前期)
演劇作品の鑑賞と参加者同士の対話などを組み合わせたプログラム。
前期 参加者募集!
久留米シティプラザでは、2022年度より「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」として、独自の視点で時代を捉え、表現方法をも模索し応答しようと試みる意欲的な作品を上演しています。このシリーズの上演に合わせて、次代を担う若者を対象に、作品の鑑賞や参加者同士の対話の時間などを組み合わせたユースプログラム「新しい演劇鑑賞教室」を実施しています。
2022年度は延べ114名が参加し、作品で描かれたことを自分の身のまわりの出来事と結びつけて考えたり、自分の常識を問い直すきっかけになったりしたという声がありました。
★ ユースプログラム「新しい演劇鑑賞教室」2022年度事業報告書はこちら(PDF)
2023年度のユースプログラムは前期、後期の2回に分けて行います。前期に取り上げる作品は、神里雄大/岡崎藝術座『イミグレ怪談』。芸術に触れてみたい方、今まで知らなかった世界へ踏み出してみたい方など、みなさまの参加をお待ちしています。
今回の作品『イミグレ怪談』の客席には、テーマのひとつでもある移動や越境について考える人もいれば、舞台美術に見とれる人も、役者の動きが気になる人もいるかもしれません。演劇の面白いところは、見る人によって見え方が異なること。この企画は、その魅力を多くの人たちが知るための入り口となるプログラムです。ワークショップ、レクチャー、対話、そして作品鑑賞を通じて、今まで知らなかった価値観に触れ、自分の考えを深めるきっかけにしてみませんか。
企画監修・進行 長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
<全3回>
2023年 7月16日(日)
13:00~14:00
イントロダクション
14:00~16:00
ワークショップ「境界線上で見わたしてみる」
【内容】アルベルトフジモリ、宇多田ヒカル、ディーンフジオカ。あなたがあの有名人だったら、外国での生活でどのようなところに壁を感じたり、どのようなところで安心したりするでしょうか。さまざまな場所・時代で生きた「移民」としての経験をイメージしたうえで、簡単なロールプレイを通じて、自身の境界感覚を揺さぶります。
【進行】神本 秀爾(久留米大学文学部准教授)
2023年 7月17日(月・祝)
14:00~15:30
プレレクチャー「劇場で考える~国際/交流~」
15:45~17:00
感想シェア会
【内容】『イミグレ怪談』関連事業として一般向けに開催するプレレクチャーに参加します。終了後は、ゲストを交えて感想シェア会を行います。
【進行】長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
作品の背景にある事柄を1つ取り上げて、市民に身近な事例を紹介することにより、作品への興味関心を高めます。『イミグレ怪談』ではラオス、タイ、ブラジル、ボリビア、沖縄へ移動する人々のこと、それぞれの移住先での生活や心情が描かれます。そこで、過去から現在まで、福岡県にゆかりのある人々の移住、その背景や状況を知ることで、『イミグレ怪談』に描かれる人々について想像してみます。
大和 佐智子(専修学校久留米ゼミナール日本語学科 主任教員)
2023年 9月2日(土)
17:00~19:00
神里雄大/岡崎藝術座『イミグレ怪談』鑑賞
19:30~20:30
対話の時間
【内容】「対話の時間」では、作品を鑑賞し、考えたこと、感じたことを言葉にしてみます。他の参加者と対話を重ね、自身の鑑賞体験を深めます。
【進行】長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
※お支払い方法は参加決定後、ご連絡いたします。
次の (1)~(8) を明記の上、応募先までメール、郵送のいずれかでご応募ください。
(3) 年齢 (4) 所属先(あれば。学校名/会社名など)
(5) メールアドレス (6) 電話番号(携帯番号)
(7) 住所 (8) 応募動機(文字数の規定はありません)
2023年7月3日(月)必着
住 所:〒830-0031 久留米市六ツ門町8-1
メール:kcp-j@city.kurume.lg.jp
宛 先:久留米シティプラザ「ユースプログラム」係
電 話:0942-36-3000(10:00~19:00/全館保守点検による休館あり)
FAX:0942-36-3087
ユースプログラム【後期】のご案内
百瀬文「わたしのほころび」 2023年11月~12月 <全2回>
映像展示と参加型パフォーマンスを通して “わたしらしさ” について考えます。