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音楽劇『ライムライト』石丸幹二さんにインタビュー【後編】「久留米には不思議な縁を感じています」

 石丸幹二にとっても、久留米シティプラザにとっても、令和元年になって初めての公演が音楽劇『ライムライト』。インタビュー後編では、プライベートでも久留米を訪れたことがある彼が、久留米シティプラザの印象を語ります。

●【前編】チャップリンが伝えたかったこと はコチラ!

 

【後編】久留米には不思議な縁を感じています

 

−音楽劇「ライムライト」は世界初演、昨年のミュージカル「シークレット・ガーデン」は日本初演。石丸さんは初めてのことにチャレンジしているイメージがあります。

 そうですね。人がしないことをしたいんです。と言いながら、再演ものもいっぱいやっていますけど(笑)。

−舞台以外にもテレビ番組の司会など色々なジャンルで活躍されていますが、今後チャレンジしてみたいジャンルは?

 今でも随分手広くやっていますが、まだまだ知らない分野がたくさんありますので……。もっと多くの出逢いを楽しみたいですね。色々な人たちと新たに出会って、その人たちのエネルギーを自分のエネルギーチャージに回して、一緒に磨きながらチャレンジして行ければいいなと。

−久留米公演は、新元号になって初めての公演です。

 知人が久留米に住んでいたので、大学生のころ遊びに行ったことがあるんですよ。久留米を観光して、うどんを食べて、柳川で川下りもしました。今回の久留米公演は、きっと自分の歴史の中にも刻まれると思います。

−昨夏、ミュージカル「シークレット・ガーデン」でザ・グランドホールの舞台に立ちましたが、久留米公演で印象に残っていることはありますか?

 もともと百貨店があったところですよね。まちなかは暑かったですが、ホールは涼しかった(笑)。キレイなのはもちろん、バックヤードも広くて舞台にスッと行けましたし、とても演じやすいスペースでした。その時は久留米が唯一の九州公演だったので、九州各県や山口などからもたくさん来ていただきました。久留米に劇場が出来て良かったなと思います。

−何か地元のものは食べましたか?

 お寿司屋さんを紹介してもらったり、焼肉を食べたり。久留米ラーメンまではたどり着かなかったので、次はぜひ(笑)。

−最後に、音楽劇や演劇自体を観たことのないお客様にメッセージをお願いします。

 チャップリンの名前なら、皆さんご存知なのではないでしょうか。彼がキャリアの後半に作った名画『ライムライト』が、スクリーンから舞台の上に出てきます。映画にはない新曲も入っていて、詞の世界も一緒に楽しめるのが音楽劇の良さです。夢をお届けする舞台に仕上がっていますので、ぜひ、皆さんの目でじっくりと味わってください。

 

●Profile

1965年愛媛県出身。幼少の頃からピアノなどの楽器に触れる。東京音楽大学音楽学部器楽科にてサックスを専攻、3年時に中退。1987年、東京藝術大学音楽学部声楽科に入学。1990年、劇団四季「オペラ座の怪人」でデビュー。以後、数多くの作品に出演し、2007年劇団四季退団。現在は映画・ドラマ・音楽など、活躍の場を広げている。

音楽劇『ライムライト』石丸幹二さんにインタビュー【後編】「久留米には不思議な縁を感じています」

2019年04月19日