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ろうそく能『葵上』

ろうそくの灯かりに映し出される、愛と嫉妬のかたちーー
光と影のあわい、ゆらめきの中で出会う、能「葵上」
 
『源氏物語』をもとに、愛と嫉妬の情念を描く能「葵上」。源氏の愛を失った六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の想いが生霊となり、正妻・葵上にとり憑く物語を、ろうそくの灯かりで上演します。
上演前には、古典を大胆に読み替えた演劇作品で知られる木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一が解説。終演後は、六条御息所の生霊を演じる観世流シテ方・多久島法子とともにアフタートークも開催します。
能が初めての方にも、深く親しんでいる方にも、新たな視点と発見をお届けします。

\ インタビュー公開 / ★木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎 主宰)× 多久島法子 インタビューを公開しました!

撮影:鷲頭雅秀
 
①解説→②ろうそく能→③アフタートークの三部構成
 
上演前に伝統芸能や古典に見識が深い木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)が、わかりやすく演目を解説。終演後はシテ(六条御息所の生霊役)を勤める多久島法子とアフタートークを繰り広げ『葵上』を丁寧に掘り下げます。
 
【木ノ下裕一からのメッセージ】
 
日本の伝統芸能を気軽にお楽しみいただく目的で2024年にスタートした『ひらたい古典』は、「古典文学で読み解くおんなたち」、「音と言葉でみる平家物語」と続き、“ジェンダーについて考える”というテーマが通底していました。その流れを汲んで前回は能『巴』を上演、今回はろうそく能『葵上』をお届けします。主人公の六条御息所には嫉妬や情念という印象がつきまといますが、本当にそういう女性なのか、掘り下げていこうと思っています。能では多様な女性が描かれていて、『巴』では現代風に言えばキャリアを積んだ働く女性の悲しみが、今回の『葵上』では六条御息所のプライベートな部分、恋愛やそれに伴う性差の苦しみが描かれていて非常に好対照。情緒あるろうそく能で多久島法子さんが演じる、様々な苦しみや悲しみを背負った“生”の六条御息所をぜひご覧ください。
ろうそく能『葵上』

撮影:鷲頭雅秀

開催日時・場所

2025年11月9日(日)
久留米シティプラザ
久留米座

公演内容
 
  日程
 
2025年11月9日(日) 14:00開演(13:30開場) 
<上演時間:約2時間予定(休憩含む)>
 
  料金 【全席指定・税込】 
 
一般 3,500円  学生 1,000円
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※中学生以上で学生席を購入された方は、入場時学生証をご提示ください。
※託児サービス有(定員有/要事前予約 TEL 0942-36-3000)
※車椅子でご来場の方は事前に久留米シティプラザまでお問い合わせください。
 
 
鑑賞サポート 【事前申込制】
 
車椅子でご来場のお客様へ
車椅子席をご用意しております。事前に久留米シティプラザまでお問い合わせください。
 
未就学児のお客様がいらっしゃるお客様へ
託児サービス(定員有/要事前予約 TEL 0942-36-3000)
※開場15分前から終演30分後まで、生後3ヵ月から未就学児までのお子様をお預かりします。
 
【お申込み】
申込期間:9月20日(土)10:00~ ※定員になり次第受付終了
申込方法:下記リンク先の申込フォームに必要事項をご入力のうえお申込みください。

  託児サービス申込フォーム〈準備中〉

 
 
  プログラム
 
1. 解説/木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎 主宰)
2. ろうそく能「葵上」上演
3. アフタートーク/多久島法子・木ノ下裕一
※所要時間2時間(休憩含む)予定。内容は変更になる場合がございます
 
  あらすじ
 
光源氏の正妻・葵上は、原因不明の重病に倒れています。照日の巫女が物怪の正体を呼び出すと、六条御息所の生霊が現れます。御息所は気品高く教養ある女性ですが、源氏の関心が薄れたことや、加茂祭で葵上に辱められたことで、深い苦しみと嫉妬にとらわれていました。御息所の生霊はついに葵上にとり憑きます。修験者(横川の小聖)が祈祷を始めると、御息所の怨念は鬼女の姿をとって現れ、激しく葵上に襲いかかります。激闘の末、怨念は鎮められ、御息所は救われて成仏するのでした。
 
  出演者
 
シテ(六条御息所の生霊):多久島法子
ツレ(照日の巫女):木月晶子
ワキ(横川の小聖):御厨誠吾
ワキツレ(廷臣):小林務
アイ(左大臣家の従者):吉住講
 
笛:森田光次
小鼓:幸正佳
大鼓:白坂保行
太鼓:田中達
 
地謡:多久島利之/今村一夫/久保誠一郎/今村嘉太郎/武富昭/井内政徳
後見:武富康之/山口剛一郎
 
解説:木ノ下裕一
 
 
  プロフィール
 
 
真吉
多久島法子 [たくしま のりこ]能楽師 観世流シテ方
能楽師 観世流 シテ方。福岡生まれ、福岡市在住。唐津生まれの祖父、父に続き能楽師となる。人間国宝 大槻文藏に師事。初舞台は2歳で仕舞「老松」。東京藝術大学卒(音楽学部邦楽科能楽専攻)、藝大在学中に「安宅賞」を受賞。各地能楽教室の他、「能に親しむ会」「夏休み神埼子ども能楽教室」「KARA唐コンサート」「能楽師×料理人」などを主催。公益社団法人能楽協会 会員。福岡県文化芸術振興審議会 委員。
 
 
真吉
木ノ下裕一[きのした ゆういち]木ノ下歌舞伎 主宰
小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受け、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。NHKラジオ第2『おしゃべりな古典教室』のパーソナリティーを務めるなど多岐にわたって活動中。まつもと市民芸術館芸術監督団団長。
 
 
 
チケット発売
 
 一般発売 2025年9月20日(土) 10:00~ 
 
 
 プレイガイド
 
  ■久留米シティプラザ
 
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         ※公演当日の窓口引取は大変混み合いますので、お早めにご来場ください
 
 窓口 ※窓口営業時間 10:00~19:00 全館保守点検による休館あり
 
 
 

お問合せ

久留米シティプラザ(久留米市)

TEL 0942-36-3000(代)
FAX 0942-36-3087
主催 久留米シティプラザ(久留米市)
制作協力 エムアンドエム
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