ジャズピアニスト田中菜緒子 × N響メンバーによるシューベルト「鱒」レポート
2024年1月8日(月・祝)にザ・グランドホールで開催した、ジャズピアニスト田中菜緒子 × N響メンバーによるシューベルト「鱒」の様子をご紹介します。
くるめふるさと大使のジャズピアニスト・田中菜緒子さんと、日本を代表するオーケストラ・NHK交響楽団から室内楽メンバーを迎えてお届けした、久留米ならではの「クラシックとジャズの融合」。
誰もが一度は耳にしたことがあるような曲が多く演奏され、曲間では、演奏曲のウィットに富んだ解説とともに、久留米での演奏に対する熱い思いやコラボに至った経緯などがエピソードを交えて紹介され、終始和やかな雰囲気で進行。来場者は、至高の音色と豊かな響きに身を委ねながら、心地よい空間に浸りました。
<プログラム>
モーツァルト 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
田中菜緒子 「Bright Lights」
セロニアス・モンク 「I mean you」
リー・ハーライン 「星に願いを」
チックコリア 「スペイン」
シュ-ベルト ピアノ五重奏「鱒」
プログラムの最後には、コンサートタイトル曲のピアノ五重奏「鱒」を披露。第1から第3楽章は美しいクラシックの旋律に酔いしれ、第4楽章はこれまでに誰も聞いたことがないジャズアレンジを体感。演奏が終わった瞬間、感嘆と称賛の溢れんばかりの拍手がホールに響きわたりました。
<アンコール>
ジャズメドレー
ピアソラ リベルタンゴ
アンコールは、ジャズの名曲メドレーとピアソラの代表作で応えました。クラシック音楽のアーティストが即興演奏をすることは稀ですが、情熱溢れる演奏に、舞台も客席も興奮冷めやらぬ中、あっという間の時間でした。
来場者の感想を、一部ご紹介します。
・久々に生演奏を聴くことができて楽しかったです。初心者にも馴染みのある曲が多くてあっという間でした。
・クラシックとジャズ、真逆の音楽が一つになると軽やかで優雅でテンポのあるいろんな感じを受けて楽しかった。。
・子どもと一緒に音楽に触れられる機会があって嬉しいです。事前レクチャー楽しかったです!。
・果てしなく優雅なクラシックと深く軽快なジャズの融合がとても楽しかったです。
・出演者の方が楽しんでいる様子がすごく伝わってよかった。ジャズとの融合という事で、メンバーの皆さんの挑戦を見ると私もこれから進んでいこうという力強いエールをもらえた気がしました。。