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コトリ会議「セミの空の空」舞台レポート(神戸公演)

久留米シティプラザにある3つの劇場空間では、様々なラインアップで公演が予定され、Cボックスでは、2020年1月に臨場感あふれる演劇作品上演が続きます。18日・19日は神戸と東京で上演されるごとに作品力を増した「セミの空の空」をお届けします。
 
 
「言葉、空間、明暗」これぞ劇団・コトリ会議の際立つ魅力。舞台写真で印象的な場面と言葉を神戸公演の様子からご紹介します。
 
 
<作品・ものがたり>

いついつの、誰が読んでも、少し未来の話。
 
人間が"二つめの月"をつくり、本格的に稼働させる3日前の物語。

"二つめの月"の光は生命体の疲れをとり、ヒトは眠る必要がなくなるのです。
意識が覚醒し、潜在的な能力が表出し、感性が研ぎすまされます。
その環境によって、目を凝らすと死んだ人、幽霊ですら見えてくるのです。
人間の中にも新しい世界を生きる選択をしたものが現れてくるのです。"
 
 
 
「二酸化炭素」「お帰り」

コトリ会議「セミの空の空」<2019年・神戸アートビレッジセンター> 撮影:河西沙織
 

「地面に埋まってるからかな」

コトリ会議「セミの空の空」<2019年・神戸アートビレッジセンター> 撮影:河西沙織

 

「月がきれいだね」「二つあるけど」

コトリ会議「セミの空の空」<2019年・神戸アートビレッジセンター> 撮影:河西沙織 

コトリ会議「セミの空の空」<2019年・神戸アートビレッジセンター> 撮影:河西沙織
 


「ちょっとお願い 私本当に苦手なの 虫 セミ お願い」
「万智、お父さんとお母さん今、
万智のこと 電気がなくてもみえてるよ」

コトリ会議「セミの空の空」<2019年・神戸アートビレッジセンター> 撮影:河西沙織
 

「あれはね 私たちの二つ目の抜け殻」
コトリ会議「セミの空の空」<2019年・神戸アートビレッジセンター> 撮影:河西沙織
 

「お葬式してあげるの。
お名前呼んでお花を添えてお歌歌って土に埋めてあげるのよ」
コトリ会議「セミの空の空」<2019年・神戸アートビレッジセンター> 撮影:河西沙織
 

コトリ流SF怪奇譚でありながら、人を思う物語。
上演時間70分間で起こる、一夜のわかれと再生。
目を凝らし、耳を澄まして、生きる人の息遣いを感じてください。
 
コトリ会議「セミの空の空」舞台レポート(神戸公演)

2019年12月25日