久留米シティプラザ 久留米シティプラザ

こどものあそびばレポート (2024年9月28日)

「こどものあそびば」は、こどもたちがコミュニケーション能力、想像力や表現力を育む機会となることを目指し、2022年6月から実施しているプログラムです。


2024年9月28日(土)に城島総合文化センターにて開催した「こどものあそびば」の様子をご紹介します。

この日、一緒に遊んだアーティストは、まさきち(真吉)、なぁな(古賀 菜々絵)、マッスィー(五島 真澄)、ぶるーの(青野 大輔)の4人です。参加した子どもたちは9名。劇作家・演出家の田村さえさんのレポートをお届けします。

始まる前から、ホワイトボードには「なにしてあ・そ・ぶ??」の文字。
一緒にしたい遊びがあったら、好きに書いていいよ。

時間になったので、さっそく始めていこう。まずは何からしよう?
アイディアで出てきた【誕生日順に並ぶ】をやってみる。

まさきちが、一人一人生まれた日を聞いていきます。
「あれ、順番違うかも?チェンジ!」
じゃあせっかく列になったので、このままぐるっと円になろう。

なぁなが、『これはのみのぴこ』という絵本を題材に、【これはのみのぴこしょうかい】を始める。みんなの名前を、「〇〇が好きな(名前)」、で繋いでいこう!
ちょっと悩みながらも、みんなの名前と好きなものが少しわかったかも。

名前を覚えたら、円のままで今度は【ゾンビ】。
誰かの名前を呼んだら、ゾンビになってその人に近づき、呼ばれた人はまた別の人の名前を呼んで、ゾンビとして交代で近づくゲーム。

「うわー!近づいてくる!」「早く名前言って!」

ああ……つかまってしまいました。
そのまま【ゾンビおにごっこ】が展開し……
四つん這いゾンビで追いかけっこ。

お次はあそびば恒例になってきた?!【そいれんぼ】。
かくれんぼではなく、こうして「そう」ことで隠れたことにする遊び。
これは……そえてる?

鬼の近くにいても、床に「そう」ことでつかまりません!
みんないろんなところにそったり、ごろごろしながら移動したり。
今までなかったような面白い方法を見つけていく。

大きい段ボールをぞくぞく取り出し、工作開始。
何かを企んで、大人たちに「これやってね!」とお願いしている子も。
こちらは新聞紙でなにか作ってるみたい。
すごい!穴を開けて弓矢にしたんだ。輪ゴムもしっかり伸びるから、しっかり遠くまで飛ぶ。

こちらはラブリーな家を、ハートの屋根になるよう、ぶるーの大工に切ってもらってるところ。 
大きいセキュリティハウスには、防犯カメラも設置されています。

夜になった!ゾンビがくるぞ!

朝になったら、けんけんぱすごろくができあがってる。
一時停止の質問は「すきなきょうかは?」「おどってみよう」「ひとりはすき?」
作ったものを囲んで、おのおの踊ったり、作りつづけたり。
おどっているまさきちに、紙吹雪をちらしてくれたり。

あっ!これはさっきの、新聞紙!
風船が作りたかったんだって。

扇風機で膨らませて……
足が6本ある生き物に見える。

いつのまにか、ホワイトボードがにぎやかに。

またみんなで遊ぼうね!

★2024年度の「こどものあそびば」の詳細情報

 
 
 
田村さえ
田村さえ(劇作家・演出家、灯台とスプーン代表)
2015年より灯台とスプーンを結成。女性をはじめ社会の中で生きづらさを感じる人々の姿を描いた作品を上演している。近年では子ども向けワークショップや高校演劇の外部指導顧問などの活動を通し、 演劇創作の面白さを伝える。