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「北野町で会いましょう」2024.うた編レポート(2)

久留米シティプラザでは、北野町において、文化芸術の社会包摂的要素を活用しながら、国籍を超えた相互の信頼につながるネットワークづくりを促進することを目的に、3年間のプロジェクト「北野町で会いましょう」を2023年度から実施しています。 ★2024年度の詳細はこちら
 

2024年6月2日(日) 14:00~15:00に、コスモすまいる北野 多目的ルームにて開催した「うた編」2回目の様子をご紹介します。

この日は10名が参加。劇作家・演出家の穴迫信一さんが日本語と英語で進行し、福岡大学人文学部講師の鈴木美香先生が語学サポートを行いました。

 


まず、穴迫さんと俳優・音楽家のかみもと千春さんが制作したオリジナル曲「北野町で会いました」のメロディーを千春さんのギター演奏に合わせてみんなで練習。最初は「♪ラ・ラ・ラ…」とハミングでスタートし、徐々に歌詞をあわせていきます。何度か歌っていくうちに歌声も大きくまとまるように。

続いては簡単なゲームでコミュニケーションをとりあいます。「背の高さ順」「誕生日順」「会場までの所要時間順」で一列に並び、両隣の方と握手。その後、「イヌ派?ネコ派?」「山と海はどちらが好き?」「日本の好きな季節は?」などの質問ごとの好みに応じてグループに分かれ、全員と握手をします。場が和んできたところで初対面の方とペアになり、自己紹介ならぬ「他己紹介」。30秒間で相手の趣味や出身地などの情報を聞き出し、英語、日本語をおりまぜてパートナーをみんなの前で紹介しました。すると、どちらも「バスケットボールが好き」「お寿司が好き」など共通した好みを持つペアも。

次は、いよいよ歌詞作りです。「北野町で会いました」の歌詞(下記)の空白になっている③と④にそれぞれのペアが考えた言葉を入れていきます。

穴迫さんからは「表現は自由です!」「文字がうまくはまらなくても大丈夫!」とアドバイス。3分という短い時間で、パートナーのことをみんなに紹介するために言葉を選びます。

あっという間に時間が過ぎ、各ペアが順番に「She likes K-POP」「She is a badminton player」「彼女はラクロス部のマネージャー」など、考えた歌詞を曲にのせて発表。中には歌詞が長すぎてメロディーにのせきれず、まるでラップのような方もいましたが、「斬新で良いね!」と穴迫さん。各ペアごとに個性あふれる歌が出来ました。

ワークショップが終わってもなかなか解散せず、残って一緒に写真を撮ったり、おしゃべりをしたりと名残惜しそうな参加者たち。帰宅する外国人の方たちを見送りながら、手を振る大学生の姿が印象的でした。

参加者の声を一部ご紹介します。
・はじめて外国の方と会話をしたので、とても緊張したけど、よい機会を持ててよかった。
・初対面の方でも意外な共通点があって相手のことをたくさん知る事ができて楽しかったです。
・It was fun and I met new friends. I enjoyed a lot and had some good laugh(楽しかったし、新しい友達にも会えた。とても楽しくて、たくさん笑えた)
・It was fun and very interesting. I meet new people and talk Some of our likes and lifestyle(楽しくてとても面白かったです。新しい人と出会い、私たちの好みやライフスタイルについて話しました)

 

2024年06月21日