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「北野町で会いましょう」2024.うた編レポート(1)

久留米シティプラザでは、北野町において、文化芸術の社会包摂的要素を活用しながら、国籍を超えた相互の信頼につながるネットワークづくりを促進することを目的に、3年間のプロジェクト「北野町で会いましょう」を2023年度から実施しています。 ★2024年度の詳細はこちら
 

2024年5月12日(日) 14:00~15:00に、北野生涯学習センター 多目的ルームにて開催した「うた編」の様子をご紹介します。

この日は16名が参加。 進行は、劇作家・演出家でラップ音楽にも造詣の深い穴迫信一さんが日本語と英語の2か国語で行い、通訳として英語が話せてビサヤ語・セブアノ語がわかる福岡大学の鈴木美香先生に参加いただきました。

 

まずは、穴迫さんと俳優・音楽家のかみもと千春さんが二人でつくったオリジナル曲をみんなで聴きます。 実は、千春さんは参加者が集まる前からBGMのようにギターで演奏していたので、早くに会場入りしていた参加者はメロディを既に覚えていた様子。やさしいギターの音色と多言語の歌詞にみんな自然と身体が揺れ始め、一緒に口ずさみます。

曲が終わり、穴迫さんが英語で「今回はここにいるみんなと一緒に歌をつくったり歌ったりして交流したいと思っています」と話すと、参加者の返事は「OK!」…無事に言葉が通じ、穴迫さんが安堵したところで(笑)毎回恒例のアイスブレイクが始まりました。

「背の順」「誕生日順」「会場までにかかった時間順」などで一列に並ぶゲームを実施し、前後に並んだ人と握手。

次は「好きな季節」「朝食はパン派?ライス派?」など、お題ごとにグループに分かれ、全員と握手します。冬が好きな理由を聞かれた参加者が「虫がいないから」と回答する場面では、その場にいるほとんどがウンウンと頷きながら笑顔に。

参加者の距離が少し縮まったところで、初めて会った人とペアを組んでの「他己紹介」です。言葉の壁はあるものの、簡単な単語やジェスチャーを交えてコミュニケーション。わずか30秒の間に相手の名前や出身地、好きなものなどを聞き取り、みんなの前で他己紹介(ペアの相手を紹介)しました。

そしていよいよ歌づくり。 オリジナル曲「北野町で会いました」の歌詞(下記)の空白になっている③と④を、ペアごとに考えてつくります。「いろんなことを聞いて歌詞をつくってください。素敵なパートナーをみんなに紹介する気持ちで考えてくれると嬉しいです」と穴迫さん。

好きな食べ物や趣味、将来の夢…配られた紙に、3分間で聞き取った内容をメモする姿は真剣そのものです。「考えすぎると混乱するので思い切りを大事に!」というアドバイスに、みんな四苦八苦しながらも歌詞を完成させました。

最後はみんなの前でお披露目。①②はペアで、③④は歌詞を考えた人がソロで、⑤からは全員で歌います。

ペアごとに考えた③④の歌詞は「He has nice fashion sence」「She likes Disncy Princess Belle」「マリアさんは30年日本にいる」「彼女は大好きな太宰府で仕事をしたい」など言語も様々。参加者の数だけ一期一会の歌が出来上がりました。

照れくさそうに歌う人、声が小さい人も大きい人も、ギターの生演奏に合わせて楽しそうに歌っていたのが印象的でした。

 

参加者の感想を、一部ご紹介します。

・It feels relaxing and enjoying because I get to know each and everyone. ありがとう♡ ~一人一人と知り合いになれるから、リラックスできるし、楽しい。

・It is very enjoyable a lot of friends new encounter ~多くの友人との新しい出会いがとても楽しい。

・歌詞作りを通してお互いを知ることができたので嬉しく思いました。

・少し不安もありましたが、最後はみんなで歌えて楽しかったです。しばらくこの歌が頭に残りそうです(笑)

 

2024年05月26日