久留米で新しい演劇のお祭りを!
はじめまして、久留米シティプラザのドラマアーツディレクター、小松杏里です。
ドラマアーツディレクターとは何ぞやとお思いの方もいらっしゃると思いますが、要するに、久留米シティプラザで、久留米の演劇文化を盛り上げていく旗振り役、とでもいいましょうか、市民の方々に、より多くの演劇文化に触れてもらう機会を作る役割です。
その仕事のひとつとして、久留米シティプラザがオープンする一年前から、九州のあちこちに足を運び、みなさんにぜひ観ていただきたいと選りすぐった劇団を集めて、この秋に開催するのが、「めくるめくエンゲキ祭」です。私は、その総合プロデューサーでもあるわけです。
「演劇」というと、ちょっと難しいものだと感じる人もいると思いますが、演劇にはいろいろなジャンルがあります。そして、表現方法も千差万別。子どもからお年寄りまで楽しめるのが演劇のおもしろさなので、あえて漢字ではなく、カタカナの「エンゲキ」にしました。しかも、エンゲキのおもしろさを表現する言葉と久留米をかけて、「めくるめく」。こうして「めくるめくエンゲキ祭」が誕生したのです。
今回の第一回(1st)では、長崎の諫早市、鹿児島の伊佐市、熊本の大津町、そして、福岡の行橋市を拠点にして活動している劇団が来てくれます。普段、なかなか観ることができない九州の他県の劇団の芝居をまとめて久留米シティプラザで観ることができるわけです。しかもそれぞれ個性的で、まさに、「みんなちがって、みんないい」です。
さらに、久留米市にある南筑高校と浮羽工業高校の演劇部が参加してくれます。この2校の演劇部は、去年の全国高校演劇九州大会に福岡県代表として選ばれ(この2校だけです!)、今回は、その作品を上演してくれます。普段、あまり観る機会のない地元の、レベルの高い高校演劇を、ぜひ久留米座で観ていただけたらと思います。
ほかにも、地元久留米の市民劇団ほとめき倶楽部の初めての久留米座での公演や、九州戯曲賞を受賞した作品のリーディング公演などもあります。
これから、このブログでは、「めくるめくエンゲキ祭1st」の閉幕まで、稽古や制作の進行状況や裏話などをリアルタイムで報告していきますので、お楽しみに!