「老いと演劇」OiBokkeShi 『恋はみずいろ』
「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」 vol.7
さまざまな背景を持ち、人生を歩む“当事者”の人たちと共に作り上げた演劇作品。
久留米シティプラザでは、独自の視点で時代を捉え、表現方法をも模索し応答しようと試みる意欲的な演劇作品をセレクトし、「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」として、みなさまにご紹介いたします。本シリーズのvol.7として、「老いと演劇」OiBokkeShi『恋はみずいろ』を上演いたします。
OiBokkeShi(おい・ぼっけ・し)は、俳優で介護福祉士の菅原直樹と、看板俳優の岡田忠雄(98歳)を中心に、演劇公演やワークショップを行う岡山県奈義町の劇団で、この夏、九州、福岡県に初登場。「老い」や「死」を題材に、超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチする活動体であり、演劇、介護のジャンルを越え、近年では多方面から注目を集めています。これまでに、老いていくなかで光り輝くユーモアや生命力を描いてきた作品や、死に向き合う作品などを発表してきました。本作は劇団初の試みとして、高齢者のみならず、さまざまな背景と人生を歩む人々とともにつくりあげたもので、昨年、劇団のホームタウン・奈義町で初演を迎え、今年ここ久留米で再演します。特別養護老人ホームを舞台に、〈母親とのわかりあえなさ〉に思い悩む息子、〈信頼〉を巡って母親の"友人"に不信感をあらわにする娘などが登場し、家族という他者とのコミュニケーションのあり方について問い、〈相手を受け入れる〉までの道のりを描きます。
OiBokkeShi(おい・ぼっけ・し)は、俳優で介護福祉士の菅原直樹と、看板俳優の岡田忠雄(98歳)を中心に、演劇公演やワークショップを行う岡山県奈義町の劇団で、この夏、九州、福岡県に初登場。「老い」や「死」を題材に、超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチする活動体であり、演劇、介護のジャンルを越え、近年では多方面から注目を集めています。これまでに、老いていくなかで光り輝くユーモアや生命力を描いてきた作品や、死に向き合う作品などを発表してきました。本作は劇団初の試みとして、高齢者のみならず、さまざまな背景と人生を歩む人々とともにつくりあげたもので、昨年、劇団のホームタウン・奈義町で初演を迎え、今年ここ久留米で再演します。特別養護老人ホームを舞台に、〈母親とのわかりあえなさ〉に思い悩む息子、〈信頼〉を巡って母親の"友人"に不信感をあらわにする娘などが登場し、家族という他者とのコミュニケーションのあり方について問い、〈相手を受け入れる〉までの道のりを描きます。
\ 関連事業 /
作品の背景について、ゲストの話を聞いて考えるトークイベント
★プレレクチャー「劇場で考える~これからの家族~」詳細はコチラ!
作品の鑑賞と参加者同士の対話等を組み合わせた若者向けプログラム
★ユースプログラム2025「新しい演劇鑑賞教室」(前期)詳細はコチラ!

撮影:hi hoo farm
開催日時・場所
2025年7月5日(土) 〜 2025年7月6日(日)
久留米シティプラザ
福岡県久留米市六ツ門8-1
Cボックス
内容
日程
2025年
7月5日(土) 17:00(16:30開場)
7月6日(日) 14:00(13:30開場)
< 上映時間:90分間予定(休憩なし) >
7月5日(土) 17:00(16:30開場)
7月6日(日) 14:00(13:30開場)
< 上映時間:90分間予定(休憩なし) >
☆7/6(日)終演後、シアターカフェを開催
『恋はみずいろ』の鑑賞者を対象にし、鑑賞を経て思ったこと、考えたことをシェアします。
『恋はみずいろ』の鑑賞者を対象にし、鑑賞を経て思ったこと、考えたことをシェアします。
料金 【全席自由/税込】
一般:2,000円 U25(25歳以下):1,000円 高校生以下 : 500円
※U25・高校生以下チケットは入場時要証明書提示。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
鑑賞サポート
お客様の鑑賞に際して以下のご用意をしております。
●車椅子をご利用のお客様へ
車椅子席をご用意しております。
【お申込み】
座席位置・提供数に限りがございますので、チケットをご購入いただく前に、下記までお問合せください。なお、同伴の介助者がいらっしゃる場合も事前にご相談ください。
座席位置・提供数に限りがございますので、チケットをご購入いただく前に、下記までお問合せください。なお、同伴の介助者がいらっしゃる場合も事前にご相談ください。
●未就学児のお子様がいらっしゃるお客様へ
託児サービス(定員あり/無料)
※開場15分前から終演30分後まで、生後3ケ月から未就学児までのお子様をお預かりします。
【鑑賞サポートのお問い合わせ】
メール:kcp-j@city.kurume.lg.jp
TEL:0942-36-3084
TEL:0942-36-3084
スタッフ・キャスト
作・演出|菅原直樹
出 演|粟井美津代、植月尚子、内田京子、内田一也、金定和沙、申瑞季、
竹上康成、中島清廉、西春華、吉田省吾 他
特別出演|岡田忠雄
出 演|粟井美津代、植月尚子、内田京子、内田一也、金定和沙、申瑞季、
竹上康成、中島清廉、西春華、吉田省吾 他
特別出演|岡田忠雄
あらすじ
この町では、午後5時になると防災無線から「恋はみずいろ」のメロディーが流れる。 青年がこの町を訪れるのは久しぶりだ。一週間前に彼の母親が失踪してしまい、母親の行方を追ってこの町にやってきた。この町は母親の故郷で、認知症になった祖父が老人ホームで暮らしている。 祖父は彼のことを覚えているのだろうか。そして、母親はこの町のどこかにいるのだろうか。メロディーが鳴り止むと、青年は意を決して老人ホームのエントランスへと足を踏み入れる。


撮影:hi hoo farm
チケット発売
【一般発売】2025年 5月 17日(土) 10:00~
プレイガイド
■久留米シティプラザ
WEB ※会員登録(無料)が必要です
窓口 ※窓口営業時間 10:00~19:00 全館保守点検による休館あり
プロフィール

菅原 直樹
[すがわら なおき]
[すがわら なおき]
1983年栃木県宇都宮生まれ。劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。四国学院大学非常勤講師、美作大学短期大学部非常勤講師。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。 2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年、東日本大震災を機に岡山県に移住。2014年「老いと演劇」OiBokkeShiを岡山県和気町にて設立し、演劇活動を再開。並行して、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。2016年より活動拠点を岡山県奈義町に移す。
関連事業
【1】プレレクチャー
「劇場で考える~これからの家族~」
「劇場で考える~これからの家族~」
「恋はみずいろ」上演を前に、作品の背景にある社会課題を多面的に共有し、鑑賞の手立てになるようなトークイベントを開催。OiBokkeShi(おい・ぼっけ・し)の劇作家・演出を務め、介護福祉士でもある菅原直樹と、久留米市で誰もが実家のように気軽に過ごせて、家族のような関わりをもてる開かれた居場所「じじっか」を運営している中村路子をゲストに迎えて、それぞれの立場で考える「家族」についてお話しいただき、参加されるみなさんとともにあるべき未来像を考えます。
日 時:5月24日(土)
14:00~15:30
会 場:久留米シティプラザ 中会議室
進 行:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
対 象:どなたでも
料 金:無料(要申込)
定 員:30名程度(先着順)
締 切:5月23日(金)必着
14:00~15:30
会 場:久留米シティプラザ 中会議室
進 行:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
対 象:どなたでも
料 金:無料(要申込)
定 員:30名程度(先着順)
締 切:5月23日(金)必着
【お申込み】 次の①~④を記載して電子申請・郵送のいずれかで、 問い合わせ先まで、お申込みください。
①氏名(ふりがな) ②住所 ③メールアドレス ④電話番号
※参加者の個人情報については、当事者のために使用し、その他の目的には使用しません。
★プレレクチャー「劇場で考える〜これからの家族〜」の詳細はこちら
【2】シアターカフェ
『恋はみずいろ』の鑑賞者を対象にし、鑑賞を経て思ったこと、考えたことをシェアします。
日 時:7月6日(日)終演後 ※1時間30分程度
会 場:久留米シティプラザ スタジオ3
進 行:柴山麻妃(演劇批評家)
対 象:『恋はみずいろ』鑑賞者
料 金:無料
定 員:10名(申込優先/定員に達していない場合、当日飛び入り参加可)
【お申込み】 次の①~③を記載して電子申請・郵送のいずれかで、 問い合わせ先まで、お申込みください。
①氏名(ふりがな) ②電話番号 ③メールアドレス
シアターカフェ申込フォーム ※5 月17日(土)から申込受付
※参加者の個人情報については、当事者のために使用し、その他の目的には使用しません。
※参加に際して支援が必要な方は事前にご相談ください。
柴山 麻妃[しばやま まき]プロフィール
演劇批評家。新聞に演劇批評(2006 ~)や舞台に関する論考(2019~)を執筆。そのほか演劇祭の審査や講演なども行っている。学生時代は文化人類学を専攻、トヨタ財団からお金をもらってN.Y.でゲイ・レズビアンの演劇活動について調査。結婚直後ブラジル(赤道直下のベレン)で一年間過ごす。どっちも大昔の話だけどね。
【3】ユースプログラム2025
「新しい演劇鑑賞教室」前期
「新しい演劇鑑賞教室」前期
「知る/みる/考える 私たちの劇場シリーズ」にあわせ実施する、作品の鑑賞と参加者同士の対話等を組み合わせたユースプログラム「新しい演劇鑑賞教室」。本プログラムは次代を担う若者層を対象にし、演劇を身近に感じてもらうことや、作品を通じて社会に目を向けること、対話や思考により視野が広がり、気づきが増えていくことを目的にしています。
日 程:5月24日(土)、7月6日(日) <全2回>
会 場:久留米シティプラザ
企画監修:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
対 象:15~25歳程度 ※指定する日程にすべて参加できること
料 金:1,000円 (高校生 500円)
定 員:15名程度(全2回)
締 切:5月14日(水)必着※定員に達しない場合は締切を延長します。詳しくはお問い合わせください。
会 場:久留米シティプラザ
企画監修:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
対 象:15~25歳程度 ※指定する日程にすべて参加できること
料 金:1,000円 (高校生 500円)
定 員:15名程度(全2回)
締 切:5月14日(水)必着※定員に達しない場合は締切を延長します。詳しくはお問い合わせください。
連携:九州大学大学院芸術工学研究院
★ユースプログラム2025「新しい演劇鑑賞教室」の詳細はこちら
お問合せ
久留米シティプラザ(久留米市)
TEL | 0942-36-3000(代) |
---|---|
FAX | 0942-36-3087 |
主催 | 久留米シティプラザ(久留米市) |
---|---|
連携 | 九州大学芸術工学部、九州大学大学院芸術工学府 |
助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金(地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
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