久留米シティプラザ キッズプログラム2024
『小さな王子さま』このイベントは終了しました
サン=テグジュペリ『LE PETIT PRINCE(星の王子さま)』に着想を得たお芝居。
(2023年 座・高円寺) 撮影:梁丞佑
砂漠のまんなかに不時着した飛行士に、小さな王子さまが話します。自分が住んでいる遠い星や、そこに残してきたたったひとつの花のこと、旅の途中で出会ったいろいろな人のこと、そして地球で目にした出来事、出会ったヘビやキツネのこと…。
小さな王子さまが旅をしながら直面するのは、気候変動や戦争など、今の私たちにとって重要な問題ばかり。子どもから大人に向けたメッセージが沢山散りばめられています。一緒に“大切なもの”を探す旅にでかけませんか。
開催日時・場所
2024年10月20日(日)
久留米シティプラザ
福岡県久留米市六ツ門8-1
久留米座
こども(中学生以下):1,000円
おとな・こどもペア券:2,500円
8月13日(日) 12:30~
※開演の1時間前から
こども(中学生以下):1,000円
[枚数] お1人さま 4枚まで
※前売券料金と同じ
※お得な「おとな・こどもペア券」は前売りのみの販売です。ご希望の方は12日までにお買い求めください。
※当日券は席をお選びいただけません。
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翻訳・通訳:石川若枝
台本監修:佐藤信
美術:ルカ・ルッツァ
照明:榊美香
音響:島猛
衣裳:ラウラ・コロンボ
美術製作進行:大島広子
衣裳製作:今村あずさ
小道具製作:篠川理湖
振付アドヴァイザー:楠原竜也
ラップ監修:ヤングドーナツ
舞台監督:佐藤昭子
出演:高田恵篤、高橋優太、曽田明宏、酒井直之、山崎眞結、藤村港平、浅川奏瑛
企画・制作:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
砂漠のまんなかに不時着した飛行士のもとに、小さな王子さまがあらわれて、飛行士に語りかける。
「ねえ……ヒツジの絵を描いて」
話しているうちに、王子さまの星はヒツジを繋いでおく必要がないくらい小さいこと、
ある日運ばれてきた種から一輪の花が咲いたこと、王子さまはその花が大好きなこと、
その花を残して生まれて初めての旅にでたこと、がわかる。
最初に訪ねた星には、なんでも命令する王さまが住んでいた。
それから、自分が一番かっこいいと思っているうぬぼれ屋、株式市場の暴落にあくせくしているビジネスマン、
学者、地球では気候変動について無責任に話し合う国のリーダーたちと出会っていくうちに、
王子さまは、ひとりぼっちに残してきてしまったバラのことが心配になる。
突然、サイレンが鳴り響き、閃光がはしる。
「緊急速報です。多くの建物が破壊されています。みなさん避難してください」王子が目にしたものは……
1993年よりテアトロ・キズメット(イタリア)で脚本、演出を手掛ける。世界各国で称賛を浴びた『美女と野獣』は、イタリア国内で「子どもと青少年向けの演劇ベストワン(lo stregagatto賞)」を受賞。『小さな王子さま』は、座・高円寺開館記念につくった『旅とあいつとお姫さま』、『ピノッキオ』に次ぐ3作目。日本では他に『雪の女王』『にんぎょひめ』を演出。
このお話のなかで王子さまは、飛行士の子ども時代を象徴しています。砂漠で出会った小さな王子さまは、銀河の星々で出会った人々に感じたことを飛行士に語ります。例えば、暴力や憎しみはたちまち大きくなるけれど、愛と友情はゆっくり育まれるということ。地球で出会ったキツネが王子さまに教えてくれたのは、関係を築くということは相手にとってかけがえのない存在になること。そしてそれには時間と忍耐と献身が必要だということ。
「心で見ないとものごとは見えない。大事なことは目には見えない」キツネは別れていく友だちにこう言いました。
小さな王子さまは、飛行士が忘れてしまっているかもしれない大事なことを思い出させるかのような存在です。小さな王子さまの宇宙の旅は、私たちに生きることの意味、友だちの意味、愛について考えるよう促しているのです。
1972年生まれ、東京都出身。1996年劇団「青年団」に俳優として入団、2007年に劇団サンプルを結成。作家・演出家としての活動を本格化させる。2011年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。2016年『離陸』で2016Kuandu Arts Festival(台湾)に、2018年『自慢の息子』でフェスティバル・ドートンヌ・パリ(仏)に参加した。主な脚本提供として2011年さいたまゴールド・シアター『聖地』、2014年新国立劇場『十九歳のジェイコブ』、2016年KAAT 神奈川芸術劇場『ルーツ』、2020年ホリプロ『てにあまる』など。近作ではKAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『ビビを見た!』の上演台本・演出、inseparable『変半身(かわりみ)』の原案・脚本・演出、彩の国さいたま芸術劇場ジャンル・クロスII 近藤良平×松井周『導かれるように間違う』など。2023年6月「松井周の標本室×三重県文化会館『なりかわり標本会議』」、10月に北九州芸術劇場クリエイション・シリーズ「新作(タイトル未定)」が控える。
1941年生まれ、東京都出身。1967年に早稲田小劇場(現SCOT)へ入団後、鈴木忠志氏演出の『劇的なるものをめぐってII』、『トロイアの女』などで世界80都市を巡演し、ピーター・ブルックに『火を噴くドラゴン』と称賛される。1989年にSCOT退団後は、蜷川幸雄氏演出作品に多く出演し、映画やTVなどでも幅広く活躍。1992年からスタートした鴨下信一氏演出による「百物語」の公演はライフワークとなっている。
【Instagram】白石加代子(@shiraishi_kayoko)
1962年生まれ、福岡県出身。1989年に劇団唐組入団。1990年『透明人間』で演出助手を務め、1997年の再演では初めて演出を担当。2012年より座長代行として唐組全作品の演出を務め、俳優として主演も務める劇団の顔である。外部演出では2010年『少女仮面』、2021年『受付』(作:別役実)などがある。また庭劇団ペニノやサンプルなど他劇団への出演、2017年『夜空はいつも再高密度の青色だ』(監督:石井裕也)の映画出演など、演出家、俳優として幅広く活躍している。
1990年生まれ、東京都出身。2005年デビュー。2006年、映画『炬燵猫』(監督:小川王子)で映画初出演、以後、舞台・映画・ドラマと活躍の幅を広げている。近年の主な舞台出演作に、2022年『A LA MARGE 外の道』パリ公演(演出:前川知大)、『さいごの1つ前』(演出:松井周)、『ひび割れの鼓動-hidden world code-』(演出:平原慎太郎)、2021年『外の道』(演出:前川知大)、2019年『獣の柱』(演出:前川知大)、映画出演作に、2021年『聖地X』(監督:入江悠)、2019年『ユンヒヘ』(監督:イム・デヒョン)、ドラマ出演作に、2022年『昭和歌謡ミュージカル また逢う日まで』、2020年『微笑む人』などがある。
2001年生まれ、東京都出身。2014年TVCM『ミサワホーム』でデビュー。2015年公開の映画『あえかなる部屋-内藤礼と、光たち』で映画初出演。主演を務めた『そうして私たちはプールに金魚を、』は、第33回サンダンス映画祭短編部門に正式招待、日本作品初のグランプリを受賞した。近年の主な活動に、舞台『スカパン』(演出:串田和美)、『BLINK』(演出:荒井遼)、ピンク・リバティ『とりわけ眺めの悪い部屋』(演出:山西竜矢)、WOWOW『FM999 999WOMEN’S SONGS』、映画『子供はわかってあげない』(監督:沖田修一)など。公開待機作に主演映画『誰が為に花は咲く』(監督:藤原知之)がある。
2024年9月7日(土)10:00~
(2023年 座・高円寺) 撮影:梁丞佑
お問合せ
久留米シティプラザ(久留米市)
TEL | 0942-36-3000(代) |
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FAX | 0942-36-3087 |
主催 | 久留米シティプラザ(久留米市) |
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企画・制作 | NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺 |
後援 | 久留米市教育委員会、イタリア文化会館 |