「北野町で会いましょう」2025 ダンス編②レポート | 久留米シティプラザ

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「北野町で会いましょう」2025 ダンス編②レポート

久留米シティプラザでは、北野町において、文化芸術の社会包摂的要素を活用しながら、国籍を超えた相互の信頼につながるネットワークづくりを促進することを目的に、3年間のプロジェクト「北野町で会いましょう」を2023年度から実施しています。★2025年度の詳細はこちら
 

2025年10月4日(土)10:30~11:30に聖マリア学院大学の体育館で行った「北野町で会いましょう2025ダンス編②」の模様をご紹介します。

 この日はダンサーの須﨑汐理(おしお)さん、鈴木アイリ(アイリ)さん、下田絢香(あーやん)さん進行のもと、聖マリア病院の特定技能外国人職員と聖マリア学院大学の学生、合わせて15名が参加しました。

 まず、参加者全員でウォーキングから。歩く速度から速足、後ろ歩き、そしてストレッチ。 終わったら、前に進みながら目が合った人と出身国の言葉であいさつします。 日本語だと「こんにちは。おしおです」とお互い名乗って一礼。

    

 カンボジア語では「チョンムリアップスオ」から胸の前で両手を合わせて一礼。 発音が難しくて聞き取れない…と不安そうな参加者たちに、「とにかくやってみよう!」と笑顔でおしおが声をかけます。

 ミャンマー語では「ミンガラバー」から同じく手を合わせて一礼。

      

 少しずつ緊張がほぐれて笑顔が増えてきたところで、近くにいた人とペアになります。 手をつないでバランスをとったり、背中合わせで座って支え合いながら立ち上がったり。10月だというのに体育館の中は蒸し暑く、だんだん汗がにじんできました。

   

 次はジャンケン!負けた人が勝った人の動きを真似して後ろにつながっていき、やがて1列に。輪になったら全員で真似ダンスのスタートです。

 自分の順番が来たら好きな動きを3種類やって、パンパンと手を叩いたら終了。隣の人が次々に同じ動きをしながら続きます。真似が一周りしたら次の人へバトンタッチ。テンポの速い音楽に合わせてジャンプしたり、リズミカルに手足を動かしたり、みんな個性的。

 

 ハードな動きにみんなの息が切れてきたので、アイリがテンポダウン。ゆっくり~~ゆっくり~~四つん這い。

 

 壁づたいにクルクルクルクル!両手を広げて~バレリーナみたいに1歩ずつ前へ。たっぷり汗をかいたので、ここで水分補給タイム。 

 最後は2チームに分かれて人間知恵の輪ゲームです。全員で手をつなぎ複雑に絡み合った後、先にほどけて一つの輪になったチームが勝ち!

   手を離さないように気を付けて潜ったり跨いだり。

 みんなで考えて、大声で笑って、時には歓声も飛び交って…1時間のワークショップは大盛りあがりのうちに幕を閉じました。

 

★参加者の感想を一部ご紹介します。

・日本人と一緒に運動して、日本語であいさつしたり話をしました。本当に楽しかったけれど、ちょっとはずかしかったです。

・みなさんと一緒にダンスをできたので楽しかったです。自分の国の言葉を紹介する経験ができてとてもうれしかったです。ミャンマーの歌を聞かせてくれてありがとうございました。またみなさんと会いたいです。

・全身を使って表現する楽しさを実感することができた。最初は知っている人同士がかたまって笑顔も少なかったが、レクを通してみんなが仲良くなり笑いあう姿を見れたし、温かい雰囲気になっていくのを体感できたのも良かった。

・自分の考えていた以上に楽しく深い交流の場でした。言語や生まれた場所が違っても、共通の楽しさが生まれることを学びました。

 

2025年11月25日