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「北野町で会いましょう」2025 うた編レポート

久留米シティプラザでは、北野町において、文化芸術の社会包摂的要素を活用しながら、国籍を超えた相互の信頼につながるネットワークづくりを促進することを目的に、3年間のプロジェクト「北野町で会いましょう」を2023年度から実施しています。★2024年度の詳細はこちら
 

2025年6月8日(日)13:00~14:00に北野生涯学習センターの中会議室で行った「北野町で会いましょう2025うた編」の模様をご紹介します。

 この日の参加者は22名。進行は劇作家・演出家の穴迫信一(以下、アナ)さんが行い、俳優・音楽家のかみもと千春さん(以下、チハ)がうたとキーボード伴奏、日本語教師の山口千琴さんが通訳で参加しました。

 会場に入ると、ホワイトボードに「Please feel free to write greetings in your language. (あなたの言語で自由に挨拶を書いてね)」の文字。アナの声かけもあり、空白がどんどん埋まっていきます。
 Ca va? サヴァ(フランス語で「元気?」)
 G'day,mate! グデイメイト(オーストラリアの挨拶「こんにちは」)
 Kumusta ka クムスタカ(フィリピン・タガログ語で「元気?」)
 Magandang hapon! マガンダンハポン(フィリピン・タガログ語で「こんにちは」)
 Maayong hapon! マーヨンハボン(フィリピン・ビサヤ語で「こんにちは」)
 日本語でも「おっつー!」「なんばしよっと?」「あら!!」がローマ字とともに書かれていました。

 いろいろな国の挨拶を紹介し合った後は、緊張をほぐすための簡単なゲーム。一列に並んで「身長順」や「誕生日順」に並び直したり、円になってニックネームを全員で復唱したり。
 少し距離が縮まったところで、アナの質問の中から“好きなもの”が同じグループをつくります。「イヌ派?ネコ派?」にはじまり、映画では「アクション」「コメディ」「ラブロマンス」の三択。最後は、言葉を使わずジェスチャーなどで同じ果物が好きな仲間を探します。果物の形や特徴を手で表現したり、食べたり皮をむく仕草をしたり…バナナ、リンゴ、グレープ、オレンジ、キウイフルーツ、たくさんのグループができました。
      

 休憩をはさんで、いよいようたの時間です。まずはkiroroの「Best Friend」。サビのメロディーではキーボードを弾いていたチハが低音パートを歌い、美しいハーモニーを奏でる一幕も。ビートルズの「レット・イット・ビー」では全員が立ち上がって合唱。参加者によるタンバリンとマラカスのリズミカルな演奏も加わりました。

 途中、アニメ・スラムダンクのオープニングテーマでBAADの「君が好きだと叫びたい」のリクエストが!日本のアニメやドラマは海外でも放送されているようで、手拍子しながら楽しそうに歌う姿が印象的でした。

 参加者の声を一部ご紹介します。

・I'll enjoyed the program and it's so nice to meet new people here in japan
(このプログラムはとても楽しかったです。日本で新しい人に会えて本当に嬉しいです。)

・Today's program was a blast.Thank you for this kind of event.We'll atlend next time.
(今日のプログラムは最高でした。このようなイベントをありがとうございます。次回もぜひ参加させていただきます。)

・It was fun.Full of energy and enjoy.I was lucky to belong in this program.Thank you so much.
(楽しかったです。エネルギーに満ち溢れ、楽しめました。このプログラムに参加できて幸運でした。本当にありがとうございました。) 

・ゲームや歌によってコミュニケ―ションをとることで、とても楽しく過ごすことができました。

・外国の方々とも話せましたし、幅広い年代の方々とも話せて楽しかったです。

 

 「北野町で会いましょう」は、2025年10月26日(日)にコスモスパーク北野(コスモスフェスティバル会場内)でダンス編を開催する予定です。詳細は後日、シティプラザWEBサイトやチラシなどでお知らせしますので、ぜひチェックしてください。

2025年06月20日