「楽しい!子どものえんげき!~劇場でやってみよう・立ってみよう~」レポート(2026年9月12日,13日)
2026年9月12日(土)と9月13日(日)に開催した、『楽しい!子どものえんげき!~劇場でやってみよう・立ってみよう~』の様子をご紹介します。
進行は劇作家・演出家の川口大樹(ぐっち)さん、俳優の横山祐香里(よこやん)さん、松永檀(だん)さん、青野大輔(ぶるーの)さん、ダンサーの真吉(まさきち)さん。18名の子どもたちが参加しました。
ぐっちが演劇をつくる時に大事にしているキーワード【まぜあわせる】。「僕は先生ではありません。なんでも答えを知っている訳ではないです。みんなと色々なアイデアを出し合って、まぜあわせるとどうなるのか考えながら、一緒に面白がれたらと思います。」
参加者から「絵の具もまぜるときれいな色ができるもんね!」との声が。「新しい色をみんなで探してみましょう!」
まずは、「ゴー」の合図で歩き始め、「ストップ」と言われたらその場で止まる<ゴー・ストップ>や3人1組で1列になって、前の人と高低の違うポーズを順番にとる<高中低>など、ゲームで身体を動かします。
次に、ひとつのお題から連想するものをリレー形式でホワイトボードに書いていく<連想バトル>。お題は【あさ】。ゲーム後にみんなでホワイトボードを確認します。 “ふりかけ”や“ハロウィン”などが書いてあり、「全然違う」「いいね」「面白い!」などの声が飛び交っていました。
▼<連想バトル>で【あさ】から出てきたアイデアはこちら
緊張が解れたところで、いよいよ演劇づくりのスタートです。「劇のタイトルだけ考えてきました。中身はチームで考えてね。」とぐっち。4つのチームに分かれ、代表がタイトルだけ書かれた紙を引きます。
劇のタイトルは、【ベッドタイムキャンディー2号】【ばらばら】【穴を掘る】【キネンジロー】。
紙を見た瞬間、「どういうこと!?」と頭を抱えるチームもあれば、「これはどうかな?」と意見が出始めるチームも。タイトルで<連想バトル>をして、みんなの考えやアイデアを集めます。
しばらくたって、冒頭のセリフが配られました。4チームとも同じセリフからスタートすることに。
A:ほんとごめんって。
B:それ本気で謝ってる人の謝り方かなあ。
A:自分で言うのもなんだけど本気っぽく見えにくいんだよね、なんでだと思う?
B(C):ヘラヘラしてるからじゃない?
<連想バトル>で出てきたアイデアから物語のイメージを膨らませ、セリフを考えます。
▼<連想バトル>で【各タイトル】から出てきたアイデアはこちら
劇の大枠が決まってきたところで、9月13日(日)の発表の場所(Cボックス)に移動。ステージ上で立ち位置などを確認して1日目は終了です。
2日目は、<だれを目立たせるかゲーム>でスタート。チーム内で目立たせたい人を決めて、その人がどうやったら目立つか考えます。「昨日やった<高中低>を生かしてね。」とぐっちからアドバイスがあり、それぞれがみんなの様子を伺いながら、バランスをとってポーズ。
その後、チームに分かれ順番にリハーサルを行い、いよいよ発表です。保護者の方々が客席に座り、子どもたちの登場を楽しみにしています。舞台スタッフが台本にあわせて照明や効果音を加え、本格的な演劇に!
Bチーム 【ベッドタイムキャンディー2号】
Cチーム 【ばらばら】
Aチーム 【穴を掘る】
Dチーム 【キネンジロー】
客席からは、笑いが起きる場面も。4チームの発表終了後、会場は温かい拍手に包まれました。
振り返りでは、「演じるのも楽しかったけど、他のチームを見るのも楽しかった。」「タイトルを見た時どうなるかと思った。もう1回やりたい!」「失敗したけど、チームのみんながフォローしてくれた。」など感想を話してくれました。この日に集まったメンバーだからこそできた、世界に1つの演劇。進行を務めたぐっちが、「学校でもお友だちと演劇をやってみて。その時はみんなが作り方を教えてあげてね。」と声を掛けていました。
参加した子どもたちの感想を、一部ご紹介します。
<子どもたちの声>
・くじで【キネンジロー】を引いたとき、どんなげきになるんだろうと思ったけど、想像以上におもしろくて楽しかった。みんなと協力してすごいげきができて、うれしかったです。
・新しいこともできたし、友達となかよくなれた。またしたい。
・ひとりだとこんなに楽しいえんげきにできなかったと思う。
・失敗したけど、楽しかった。わらってくれてうれしかった。
<発表会を鑑賞した方の声>
・子どもたちが皆生き生きとしていて楽しそうだった。我が子は、人前に出て何かをする事が得意なタイプではないが、大きな声ではっきりと話している姿に成長を感じた。
・みんなで力をあわせて劇の内容を考え、実行にうつす積極的な子どもたちの姿に感激しました。
・全員が楽しそうで、こちらも楽しい気持ちになりました。我が子が、堂々とハキハキ話せていてちょっと感動しました。内容を子どもたちが考えていることにびっくりです。見に来られて良かった。
・はじめましてのお友だちと劇をつくり上げ、楽しそうにしている姿を見て、参加して良かったねと思いました。短い日数で劇を考えセリフを覚え、人前で発表するところまででき、とても感激しました。

